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00883
中国海洋石油有限公司
CNOOC Ltd.
中国海洋石油 (CNOOC)
メインボード
指数構成銘柄区分:(HSI)ハンセン指数構成銘柄:(HSCC)レッドチップ指数構成銘柄:レッドチップCC



中国海洋石油総公司(ちゅうごくかいようせきゆそうこんす、略称中国海油、英語名 China National Offshore Oil Corporation、CNOOC)は中華人民共和国の国有石油・天然ガス企業グループである。中国国内の国有石油会社としては中国石油天然気集団公司(CNPC)、中国石油化工集団公司(シノペック)の二大企業に次ぐ第三位の規模である。その事業内容は、中国大陸沖合における石油および天然ガスの探査、採掘、開発である。

また子会社として民営企業である中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd)がある。CNOOC Ltd が実際の海中油田探査・採掘事業を行っており、香港証券取引所およびニューヨーク証券取引所(ティッカーシンボル:CEO)に上場しており、ハンセン指数の採用銘柄にもなっている。中国海洋石油総公司は、CNOOC Ltd の株式の70%を保有している。

中国海洋石油総公司は東シナ海中央部においても探査活動を続けており、日中中間線付近におけるガス田開発を手がけていることで日中間に政治問題を起こしている。(東シナ海ガス田問題)また、2005年には世界での石油資源獲得を目指してアメリカの大手石油会社・ユノカルの買収に乗り出したが、米国政府などの反発を浴びて失敗に終わっている。

中国海洋石油総公司(CNOOC)は北京に本社を置き、資本金は500億人民元で、2万4千人以上の社員を抱えている。CNOOCは石油事業の上流部にあたる探査・採掘に強みを持つためここを中核事業とし、そこから下流部も含めた総合エネルギー企業へ発展してゆく展望をもっている。CNOOCには6つのセクターがあり、それぞれ石油・ガスの探査と開発、技術開発、物流サービス、化学製品と化学肥料の生産、天然ガス発電、金融・保険サービスを手がけており、相互に作用しあいながら成長を続けている。

CNOOCは石油・ガス生産で持続的な成長を続けている。売上高や純利益は2004年度には対前年比でそれぞれ32%、62%の伸びを示した。総資産と純資産は2004年末でそれぞれ1,532億人民元、830億人民元に達し、年初からみてそれぞれ20%以上伸びた。中国の全国営企業の中で営業利益は5位、総資産は12位にランクされている。資本市場でもこのパフォーマンスは高く評価され、中国の企業の中でも最高レベルの格付けを得ている。

中国国内の主な生産地は渤海沿岸、次いで南シナ海東部(珠江河口沖合)、南シナ海西部(海南島周辺)と続いている。このうち渤海は華北の、南シナ海は華南のエネルギー供給地となっている。生産高も成長を示し、2004年には石油・ガスを前年比9%増の3,648万トン(石油換算)生産し、うち中国国内での生産は前年比11%増の2,472万トンに及んだ。これに加えてインドネシア周辺海域でも油田の権益を確保し、生産高の大きな割合を占めている。

東シナ海中央部でもガスを探査しパイプラインで上海方面へ送ろうとしているが、ガスに比べ石油の埋蔵量が少なく、またこの海域での開発は日本の権益を犯すものであるという日本政府からの強い反対があり、本格的な生産は未だ行われていないとみられていたが、気づかれないように少しずつ掘り出しているニュースが流れた。

CNOOCは近年、中核事業である石油開発に関連した石油権益買収や国際的なM&Aを攻撃的に行っている。2002年にはスペインの石油会社レプソルからインドネシア沖の5つの鉱区を買収し、インドネシア周辺最大の採掘業者となった。2003年には広東省へのLNG輸入計画に関連しオーストラリア北西大陸棚の権益の5.3%を買収した。同年、福建省へのLNG輸入計画のためにインドネシア・タングー地区(Tangguh)の12.5%の権益を、上海LNG輸入計画のためオーストラリア・ゴーゴン(Gorgon)の12.5%の権益を買収した。 さらに2005年6月、CNOOCはアメリカの石油会社ユノカルに対し、同社の買収を検討していたシェブロン・テキサコ以上の額である現金185億ドルを提示し、買収合戦に名乗りを上げた。ユノカルが保有する中央アジアの石油権益はCNOOCにとって非常に魅力的で戦略的にも合致していた。

シェブロンは買収額を171億ドルに引き上げ、ユノカルはこれを受け入れたが、ユノカルの株主からは安い方のオファーを受け入れた事に対し反発が起こった。ユノカル買収問題は、中国政府の金銭的支援を受けた国有企業によって戦略的に重要なアメリカの産油企業が買われてしまうという米国議会での反発などを招き、米中関係は一気に緊張した。8月2日、CNOOCはユノカル買収から手を引くと宣言した。

一方、アメリカで失敗したCNOOCはアフリカへの投資をはじめている。2006年1月9日、CNOOCは22.68億ドルでナイジェリアの130号海上石油開発採掘許可(OML130)の権益の45%を買収した。また2月18日、CNOOC Ltd は赤道ギニア政府や国営石油会社と、同国の鉱区の共同生産・加工について合意した。

挑戦者であったCNOOCにとって、今後は逆に挑戦を受ける事態が予想される。第一に、これまでCNOOCが独占してきた中国沖合の海上油田開発に対し、国内最大のライバルであるCNPCとシノペックが参入する許可を政府から得た。さらに中国のWTO加盟により国内の石油小売・卸売市場は2006年末までにメジャー各社など海外企業に開放されることになり、中国国内の国有企業グループ各社による石油・ガス事業独占体制も終わりCNOOCほか各社は大きな競争に巻き込まれることになる。
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